仕送りとアルバイトで支えていた

思い起こすこと数年前、高校を出て新生活を始めた私は、早速大きな問題に直面したものです。

僅かな仕送りとアルバイトで支えていた私にとり、食費どれだけ、交際これだけ…と思い悩む。

家計簿や収入予定表、そして近所にあるスーパーのチラシと睨めっこすることは、もはや日課と言っても良いぐらいでした。

結局、交際を削る事はどうしても嫌で、食事を削る方向を選択。今でも思い出す、キャベツだけが入った貧乏お好み焼き。

だし汁と卵、水と醤油を混ぜ合わせて焼いただけの代物。ソースとマヨネーズをかければ、意外と美味しかった印象。

突発的に発生する急病や家の補修といった問題に対処する為、僅かながら小遣い稼ぎ術として文章書きを覚えた。

一通り工具を揃え修理を自分で行い、随分と資金に余裕も作れ、うち一部は現在も役立っています。

貧乏でなく多少余裕が出来た今となっては、節約の為に暇無しだった頃が、少し懐かしくも思えます。